往生之業
南無阿弥陀仏       
         念仏為先
         
法然上人と善導上人の夢の出会い
法然上人行状絵図より
上人或る夜夢見らく、一の大山あり、その麓に大河画流れ、はるかな西方へ眼をやると
空中に紫雲が漂い、そこから無量の光が放出している。忽然としてその雲中から一人の
僧が現れた。腰から下は金色、上半身を墨染の法衣で覆うていた。「これ誰人にましますぞ」
と法然が訊くと「我はこれ善導なり」と僧は答えた。「何のために来たり給うぞ」「汝、専修念仏
をひろむること、貴きがゆえなり」そのような問答がかわされたという
1011二祖対面 法然上人
絹本肉筆緞子表装
170×57cm(軸先まで)
桐箱入¥150,000

法然上人(1133~1212)
浄土宗の開祖。美作の人。43歳の時、東山吉水で浄土法門を説く。著書に「選択本願念仏集」

金文字入り