二祖対面
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1007二祖対面
絹本肉筆 緞子表装
112×79.5cm
桐箱入¥80,000

二祖対面

法然上人行状絵図より
上人或る夜夢見らく、一の大山あり、その麓に大河画流れ、はるかな西方へ眼をやると
空中に紫雲が漂い、そこから無量の光が放出している。忽然としてその雲中から一人の
僧が現れた。腰から下は金色、上半身を墨染の法衣で覆うていた。「これ誰人にましますぞ」
と法然が訊くと「我はこれ善導なり」と僧は答えた。「何のために来たり給うぞ」「汝、専修念仏
をひろむること、貴きがゆえなり」そのような問答がかわされたという。