法然上人御絵伝(四)
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法然上人御絵伝(四)
紙本複製緞子表装
182×70.5cm(軸先まで)
桐箱入四幅セット¥480,000
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官女の出家をしむけた
事によって安楽房刑に進む。
建永二年二月上人左遷
銘文 萬里小路中納言正房卿
図絵 蔵人所衆菅原為恭朝臣
門弟等なげきによりて
上人御教示あり。
月輪殿下なごりの儀御あり。
上人屯俥を出し夷境に
趣せしたまふ。
鳥羽より船にて出立したまふ。
津の〇〇御化導多し。
津の勝尾寺に
暫く止まり給ふ
播磨の屋室の泊り
遊女御化導あらせたまふ。
讃岐の国塩飽の地所館
に光たまふ。
さぬきの屋小松松の庄生福古
の住せし人里
月輪殿下往生併光親に
御遺言。
建永二年十二月遠流赦しの
宣旨下さる。
〇〇に御滞留負わすなり。
津の京勝尾寺にも暫く止まり給ふ。
上人取り揃えの一切経を
かち尾寺に施入したまふ。
建暦元年正月上人
大谷禅房にご廻住。

建暦二年正月二日より上人御所労
ましたまふ。
正月十一日佛菩薩来現を
認識したまふ。
〇〇〇三昧発願し御物にお参りあり。
二十日坊の上に紫雲たなびく。
上人三十日午の正中に御往生。
染〇入道往生知恩院御影堂
真影の事。
上人の前後諸人瑞兆瑞気次々感見。
上人大谷の御廟所寄進知恩院の事。
上人御入室後中法の御佛事厳なりき。
第七日の導師に三井の
僧正〇〇法蓮房
嘉禄三年山門の
大衆廟堂を破却撰とす。
御廟堂より出し改葬し
寺の斗ひらく。
雪櫃を西邸におきて
其路次を警固す。
嵯峨太秦寺所に雪櫃を置け里。
安貞二年正月粟生野に荼毘し奉る。
大師御廟所

法然上人御絵伝解説