法然上人御絵伝(三)
妙香院僧正上人より
帰依ありし
〇〇〇僧都専信会佛の願ひ
を上人より受せたまふ。
明遍僧都選択集を被閲偏執
御起こし感夢の事。
上人も霊覚法師も偏病あり
法師
大経の女人往生の談
阿波介入道数珠二連を揃え
上人賞したまふ。陰陽師阿波之介
東大寺大殿の上棟を見て
感喜わまりて往生を遂ぐ僧あり。
尼霊妙房臨終の時上人
御消息の事。
天野入道篤く上人の教化御信
じ往生あり。大泥棒天野四郎
沙弥適蓮の夢に念仏の要を御
示しあり。
作佛房熊野の神子より
上人に帰依して
上人御示し二十一ヶ条ありし。
或人心行の不審数〇を上人
より〇〇〇〇
阿弥陀経深義多しとの御教示あり。
霊覚安楽の二人安心の趣を
上人より指南請入り
右京太夫伝実の伯母より〇〇〇〇
御消息あり。
鎌倉二位禅尼より
御〇の御消息あり。
大胡太郎より安心御示し玉ふ
御返状あり。
甘糟忠経上人より喜び変して戦場
で寿瑞往生。僧都頼経発心念仏
大往生。
〇都〇頼経発心念仏大往生。
熊谷入道上人に信仰して
月輪殿に来る
蓮生死期を知り奇瑞大往生。
〇戸篤守入道比類なき大往生。
成覚房幸西一念義を立て門徒衆
排斥せし。
基親は幸西の義を起こして
上人の変改を請ふ。
肥後阿闍梨皇円大願を起こして
蛇身○○。
三位中将重衡口固まる時上人
の教訓を請ふ
東大寺再興の院宣俊乗房代りて
是つとむ。
東大寺にて浄土三部経御講読
南都北嶺の衆徒専従停止せんと
訴ふ。
七箇条の起請文を座主に送り給ふ。
興福寺の衆徒より〇疏を持て拒む。
聖覚に批難せしめ
その不懐を迷えり。

熊谷入道直実(蓮生)保元の乱で源頼朝の
指揮下で働き平の敦盛(17歳)を打取った。
のち出家した。粟生光明寺を開山。嘉禄の法難

一念義:浄土宗の一派流祖は幸西
行者と佛が一体となり、多念の必要はなく
、一念により往生する。
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法然上人御絵伝(三)
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法然上人御絵伝解説